自覚ない中皮腫患者 順大など血液検査で1人確認

 建設労働者でつくる東京土建一般労働組合は18日、順天堂大の研究チームと共同実施している健康診断で、自覚症状はないがアスベスト(石綿)による中皮腫(しゅ)にかかっている患者1人を初めて確認したと発表した。

 中皮腫は発症前の診断が難しい一方、症状が出た時には手遅れとなるケースが多いため、早期発見を目的に、同労組などは2007年2月から、自覚症状がない人も対象に中皮腫の診断を実施していた。

 同労組によると、研究チームが開発した試薬を使い、今年3月までに2万2450人分の血液を調べたところ、28人に中皮腫の疑いがあり、5月にうち1人が中皮腫だと分かった。

出典:読売新聞

未収債権 部局の枠越え回収/鹿児島市が対策本部

取り立てマニュアル作成も

 鹿児島市は、2006年度末現在で151億円にのぼる市税など未収債権の回収強化のため、大平和久副市長を本部長とする「債権回収対策本部」を15日設置した。債権の回収方法の検討や基本方針の策定を、部局間の枠を越えて進めていく。森博幸市長が18日の定例会見で明らかにした。

 未収債権があるのは市の市長部局のほか市立病院や水道局などを含む9局。最多は総務局の市税59億43万円、次いで市民局の国民健康保険税58億1600万円となっている。

 これまで、未収債権は担当各課がそれぞれ回収を行ってきた。税関係の未収債権回収は財産調査の権限やノウハウを持つ専任の職員を配置しているが、介護保険料や保育料などについては、一般職員がほかの仕事と兼任で行っている。

 対策本部の下に関係20課長からなる幹事会を設け、具体的な施策などを検討する。取り立てのためのマニュアル作りや研修で回収に当たる職員の能力向上を目指す。

 支払い能力があっても督促に応じない市民に対し、厳しい対応を取ることで債権回収につなげていく。未納者の多くは病気や失業といった理由で負担能力がないため、そういった場合は減免や猶予の制度を紹介するなどして対応する。

出典:南日本新聞

がんの不安分かち合う 秋田の患者団体連絡協

 がん死亡率が全国トップの秋田県で、がん患者組織などが5月に発足させた「県がん患者団体連絡協議会」(佐藤清子代表)は20日、患者や遺族らが悩みや不安を分かち合う「サロンきぼうの虹」を初めて開設する。協議会はサロンに加え、予防の啓発や患者の社会復帰支援などの活動も本格化させる。

 1回目のサロンは秋田市千秋久保田町の県総合保健センターで、がん発症の状況と治療法、生活上の悩みなどを話し合う。県精神保健福祉センターの伏見雅人所長が「がん患者とその家族・遺族の心のケアについて」と題して記念講演する。

 サロンは今後、奇数月の第二土曜日に定期的に開く予定。9月の2回目以降は同市中通の小泉耳鼻咽喉(いんこう)科が会場となる。

 秋田県のがん死亡率(10万人当たり)は2007年に352.1人と、11年連続で全国最高。06年の県内の死亡者(約1万3000人)の死因も、がんが28.6%と最多で1984年以降、毎年トップになっている。

 行政も医療施策などを強化する中、協議会は乳がん患者会「あけぼの秋田」、肺がんネットワーク「あけびの会」、「秋田にホスピスを増やす会」、「がん検診を進める会」、自死遺族らが集う「秋田・生と死を考える会」の民間5団体で発足させた。

 全県的ながん患者団体の連絡協議会は東北で初めて。サロン以外の活動としては、街頭キャンペーンや健康フォーラムなどを通して早期発見の大切さを周知する。がんの発症部位別の患者会設立にも協力していく。

 佐藤代表は「メンバーは、がんや死の苦しみからはい上がった経験がある。サロンで語り合うことで、生きる力を見いだせるのではないか。秋田の動きをきっかけに、がん予防の機運が東北全体で高まってほしい」と期待している。連絡先は協議会090(7526)1345。

出典:河北新報
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