大田市の石見銀山遺跡で26日、銀山地区の路線バスの運行を休止し、龍源寺間歩(まぶ)まで歩いてもらう社会実験が始まった。排ガスや騒音など地域住民の苦情を受けて「歩く観光」への転換を目指す試み。自然や健康志向の高まりからか容認の声が目立つ一方、高齢者の足の確保を望む声も相次いだ。

 徒歩ゾーンとなったのは、町並み保存地区に隣接する銀山公園から龍源寺間歩までの2.3キロ。マイカー規制に加え、5月31日まで路線バスも走らず、沿道はマップを手に歩く観光客でにぎわった。龍源寺間歩のこの日の入場者数は、昨年の黄金週間初日の1.6倍の1301人。市は「バス休止の影響はそれほどなかった」とみる。市は期間中、アンケートなどで観光客などの声を収集。6月にいったんバス運行を再開するが、10月までに廃止する考えだ。

出典:中国新聞