米国の国際エネルギー会社コントゥアグローバル(ContourGlobal)の子会社コントゥアグローバル・トーゴは18日、トーゴの首都ロメで発電所を建設、稼働するため米海外民間投資公社(OPIC)取締役会から総額2億900万ドルの融資と政治リスク損害保険の承認を取得したと発表した。

 コントゥアグローバルのトーゴでのプロジェクトは、トーゴ共和国に対して行うこれまでで最大の電力投資である。この画期的な「3燃料」100メガワット(MW)プロジェクトは2009年末に稼働するとみられ、バルチラ型18V50DFエンジン6基(各16・6MW)を動力源とする。エンジンは天然ガス、重油、それに即時燃料切り替えを可能にする留出ディーゼル油で駆動できる。西アフリカ・ガスパイプライン経由で天然ガスが利用できるようになるまでは重油を使用する。このプロジェクトは780ギガワット時以上の電力を生産し、西アフリカのトーゴとその周辺地域が停電と経済成長の阻害要因となっている電力不足を解消することを助ける。プロジェクトは安価でより信頼できる動力源を切実に求めている地域内で実施される。

 OPICは発電所の建設、稼働のために最大1億4700万ドルの融資と最大6200万ドルの損害保険をコントゥアグローバル・トーゴに提供する。コントゥアグローバル・トーゴは、発電所で生産する電力をトーゴ共和国の電力供給会社コンパニ・エネルジ・エレクトリク・デュ・トーゴに売却する期間25年の契約を結んでいる。

 コントゥアグローバルが建設する発電所は、信頼できて価格競争力のある重要な動力源を追加し、トーゴの発電ポートフォリオを多様化する。コントゥアグローバルのジョセフ・ブラント最高経営責任者(CEO)は「当社のトーゴにおける発電プロジェクトが重要な節目に到達したことを非常に喜んでおり、OPICの熱心さと尽力に感謝する。この画期的なプロジェクトはここ10年余りで西アフリカに対する最大の発電投資であり、経済成長の触媒となりトーゴと地域内の健康とチャンスを改善する」と語った。

 リザボア・キャピタル・グループ社のクレイグ・ハグ共同最高責任者は「アフリカには世界最大の電力需要がある。OPICのような有力な機関の支援を得て、投資家はリスクが調整された魅力的な投資利益を受け取ることができ、この地域の電力コストは大幅に低下する。コントゥアグローバルはアフリカにおける新発電プロジェクトの重要なパイプラインを有しており、われわれはこの地域にさらに投資をするつもりだ」と語った。

 コントゥアグローバルはジョセフ・ブラント社長兼CEOと、ニューヨークを本拠とする資産35億ドルのファンド、リザボア・キャピタル・グループによって2005年に設立された。コントゥアグローバルは世界中で電力・地域暖房事業の開発・買収・運営を手掛けており、高成長でサービスが行き届かない市場と先進国市場での再生可能エネルギーや熱電併給(CHP)など画期的なニッチの両方に重点を置いている。同社は現在、4大陸で8つの事業を展開しており、設置施設能力は約1000MW、新規開発事業で使用できるパイプラインは総計1万MWに達している。

 リザボア・キャピタル・グループは非公開投資会社で、機を見るに敏な「ハイブリッド」投資手法を採用している。リザボアは公募証券と民間投資に直接投資を行い、リザボアファンドがオーナーになっているヘッジファンドや非公開投資会社を設立して投資チームと提携している。リザボアの機を見るに敏な投資ファンドは現在、約35億ドルの運用資産を保有している。

 米政府機関として1971年に設立されたOPICは米企業の対外投資支援、新興市場の経済開発促進、外国人の直接投資に関連するリスク管理で民間分野を補完、米外交政策の支援などの活動をしている。OPICの政治リスク損害保険と融資は、世界の150以上の新興市場と発展途上国にあらゆる規模の米企業が投資することを助ける。

 コントゥアグローバルに関する情報はウェブサイト(www.contourglobal.com)まで。

出典:ファスニングジャーナル