粉粒体機器メーカー岡田精工(東京都世田谷区、資本金6000万円、岡田清社長)と、有機JASベビーリーフの栽培販売などを手掛ける果実堂(熊本市、資本金5億3290万円、井出剛社長)が二戸市内に新会社を設立することになり18日、同市で立地調印式が行われた。新会社は消費者の人気が高まっている野菜の幼葉「ベビーリーフ」の選別・包装、出荷などを展開。今年9月の操業を目指す。

 調印式は二戸市浄法寺町の岡田精工テクニカルセンターで行われ、両社長と小原豊明市長が立地調印を交わした。

 計画によると、両社が50%ずつ出資して8月に新会社「夢実堂」(資本金1000万円)を設立。同市似鳥の民間の空き工場を借り受け、ベビーリーフの選別・包装を行う。主に関東以北の百貨店やスーパーなどに出荷する。今年9月から従業員10人ほどでの業務開始を見込む。

 ベビーリーフは、同市浄法寺町の健康食品製造・夢実耕望(ゆめみこうぼう)の関係者が出資して今年5月に設立した農業生産法人「夢実るファーム」が、市内の農地で試験栽培を行っている。

 発芽から10-30日以内の水菜、ルッコラなど5-8種類の幼葉を組み合わせて出荷。それぞれに特長があって栄養価も高いといい、ミネラル量や抗酸化作用を解析して組み合わせを工夫する考え。

 夢実るファームは、今夏から約2ヘクタールでパートを含め十数人で本格的生産を開始。5年後には農場規模10ヘクタール、売り上げ約3億円、従業員40人への拡大を目指している。

 岡田社長は「一次産業をもう一度活性化させるのが理念。徹底管理された中で生産していきたい」、井出社長は「新しい機能性を備えたベビーリーフで、日本の農業を変えていきたい」と意気込む。

出典:岩手日報